【シリーズ１２ダブル】ディアルガヤミラミ
はじめに
お久しぶりです。今回はシリーズ12で使用したディアルガ+ザシアン構築を紹介していきます。
この構築の実績
この構築は複数のプレイヤーと共有していました。
INC３月 １４位（YURIN）
INC４月 全国権利獲得（共有相手）
５月JCS予選 全国権利獲得（共有相手）
全国大会 WCSDay1権利獲得（共有相手）
２-４惨敗（YURIN）
構築経緯
２月のINCが終了した時点での環境はザシアンカイオーガ、ザシアングラードン（Rinya sun）、パルキア白バドレックスの３つの構築が特に流行していました。この２つのうちザシアンカイオーガとパルキア白バドレックスに強そうなディアルガに注目して構築を組み始めました。
ディアルガはダイマックス時の火力と技範囲が非常に強力です。初手からダイマックスして高火力のダイマ技を押し付けるだけで相手の構築を壊滅状態まで追い込むことができます。また、ディアルガは耐性が優秀で半減以下が10タイプあるのでダイマックスターン中に突破されることはなかなかありません。
もちろんディアルガにも弱点があります。かいでんぱやバークアウトなどのデバフ技に無力ですし、ダイアースで弱点を突きながら特防を上げられるとダイマ同士の殴り合いで負けてしまいます。
これらの欠点を補うためにヤミラミを採用しました。ヤミラミは相手のねこだましが効かないねこだまし使いで、ディアルガに対してかいでんぱやバークアウトを使ってくる相手を妨害することができます。また、環境にいるタイプ一致ダイアース使いはほとんどが物理主体だったので鬼火を採用することでディアルガが地面タイプに対してもダイマックスの打ち合いで勝てるようになります。
もう一匹の伝説枠はダイマックスを必要とせずスイーパーとして活躍できるザシアンを採用しました。似たような役割として黒バドレックスも考えましたが、イベルタル全く勝てなくなることと相手の後発ダイマックスに有効打を与えにくいことから不採用になりました。
さらに後発から出すポケモンとしてレジエレキ、レジエレキを出しにくい地面２枚構築（Rinya sun）に出すことができるゴリランダーを採用しました。
ここまでの５体だとトリル下のモロバレルやイエッサン＋キュレムorソルガレオ、グラードン+フシギバナの並びがきつかったので防塵ゴーグルを持ったトゲキッスを採用して構築が完成しました。
個体紹介
ディアルガ＠いのちのたま
ときのほうこう てっていこうせん だいちのちから パワージェム
189-ｘ-140-222-120-129 （H108,C252,S148 ひかえめ）
H：10ｎ-１ いのちのたまダメージ割合最小
S：最速ゴチルゼル抜き
今回の構築の主役。INCでは全試合選出して全試合ダイマしました。
鋼技、ドラゴン技ともにダイマックス時の威力を重視した選択になっています。特にてっていこうせんはダイマックスが切れた後にHP満タンのザシアンを倒せる唯一の技になります。
パワージェムはリザードンやシュカのみガオガエンを役割対象とした技です。当然どちらもワンパン。構築作成したときはディアルガのダイロックはほとんど警戒されなかったので、この技のおかげで楽に勝てた試合がたくさんありました。
採用しなかった技
ふぶき ランドロス+イエッサンに対して有効な技 ディアルガに対してこの指+剣の舞をしてくる人はほとんどいません。されたら運負けです。吹雪警戒してくれ。
かみなり カイオーガにはダイドラグーンを打つので不採用。ヤミラミやトゲキッスで眠り対策は十分にできています。
ヤミラミ＠くろいてっきゅう
157-95-114-ｘ-109-61（H252,B68,D188 わんぱく）
HB ソルガレオのダイスチル確定耐え
HD カメックスや黒バドレックスの攻撃を耐えたいため残った努力値をすべてDへ
S最遅モロバレル抜かれ
ディアルガの最強の相棒。INCは勝率8割を求められるため、運に左右されることなく確実に仕事を遂行できるサポーターというのは本当に重宝しました。
おにび、ねこだましの採用理由は構築経緯の通りです。イカサマは多くの禁伝に対して大打点を与えることができます。トリル下で白バドレックスの上から殴れるという利点もあります。
鉄球+トリックは主にリザードンや黒バドレックスに使います。従来のディアルガ構築はリザードンやタスキバークアウト黒バドレックスを苦手としていましたが、この技のおかげでそれらを採用している構築に楽に勝つことができます。
ザシアン＠くちたけん
きょじゅうざん じゃれつく せいなるつるぎ まもる
181-236-136-ｘ-136-193（H108,A196,B4,D4,S196 いじっぱり）
HB A特化きょじゅうざん確定耐え
A A222耐え調整を崩したいので残りをすべてAに振りました
S S-1スカーフザシアン抜き
ディアルガのダイマックスで荒らした後のスイーパー。相手の後発ダイマックスに対しても打点を持てるのが強いです。
3月予選の時はじゃれつくの枠がでんこうせっかでした。
レジエレキ＠きあいのたすき
エレキネット １０まんボルト かいでんぱ まもる
156-ｘ-70-152-70-277 （H4,C252,S252 おくびょう）
非伝説スイーパーその１。だいたいエレキネットか10万ボルト使います。タスキを持っているため先発から投げることもできます。
かいでんぱは耐久の高いダイマチョッキオーガに対して使います。カイオーガを無力化しつつ横のポケモンをディアルガで倒していく動きが強いです。
ゴリランダー＠きせきのたね
グラススライダー １０まんばりき ねこだまし まもる
199-194-118-ｘ-91-106（H188,A252,B60,D4,S4 いじっぱり）
HB A222きょじゅうざん確定耐え
A スイープ性能を高めるため特化
非伝説スイーパーその２。カイオーガやグラードンにめっぽう強いです。グラスフィールドの地震半減もこの構築と非常にマッチしています。
10まんばりきはザシアンに対する打点が欲しかったので採用しました。
トゲキッス＠ぼうじんゴーグル
191-ｘ-120-140-180-100（H244,B36,D228 おだやか）
見た目の相性はディアルガと一番いいのにあんまり選出しません。ヤミラミが強すぎるのが悪い。
このゆびとまれは眠り粉やキノコのほうしを対策するときに使います。基本的に相手はトゲキッスがいるだけでダイアースを打ちにくいので、こちらはてだすけを使って火力を補助することが多いです。てだすけ+ダイドラグーンは乱数次第でポリゴン2すら倒すことができる火力になります。マジカルシャインは全体技でパルキアやイベルタルを大きく削るために採用しました。
選出+立ち回り
基本選出1
+or
基本的にはこの選出をします。ゴリラかエレキかは相手の構築見て判断
基本選出2
or
イエッサンがいてヤミラミを使いにくい時や相手にフシギバナがいるとき
vsオーガザシアン（ランドなし）
相手のサンダーなどを警戒してこの先発。ロンゲ+カイオーガみたいな出し方をされてカイオーガがダイマックスしそうなときはカイオーガにかいでんぱを使います。
vs白バドレックスパルキア
有利マッチ。相手にトリルを張られるのは仕方ないのでこちらも相手の白馬バドレックスが出てくるまでダイマックスを温存します。
トリルが残ってたらヤミラミ、切れたらザシアンで白馬バドレックスを倒します。
リザードンをトリック+ダイロックで倒して勝ち。のつもりだったのですがみんなの練度が高くなるとだんだん通用しなくなりました。一応グラードン方向に鬼火の択があるのでじゃんけんではあります。
vsオーガザシアン（ランドあり）
ダイマックスランドロスが非常に重いのでヤミラミを選出。鉄球をランドロスに渡すまではヤミラミを大切に扱うと勝ちやすいです。
vs黒バドレックスザシアン
バドレックスが先発に来やすいのでトリック+ダイスチルで倒します。相手がカメックスやトリトドンであくびをしてきた場合には次のターンディアルガに鬼火を打ちます。
vs黒バドレックスカイオーガ
イエッサンが面倒ですがダイドラグーン+エレキネットで高確率で倒せます。相手のダイマアタッカーがリザードンじゃなければ有利です。
きつい相手
Dにかなり振った個体だとディアルガのダイマックス技を耐えられてしまいます。特にザシアン構築に入っているとトゲキッスを出しにくいので特にきついです。その場合、きのこのほうしはヤミラミの味方鬼火で対策します。
ヤミラミで対策しますが隣にイエッサンやモロバレルがいると苦しいです。ダイジェットを使われる前に横のこの指持ちを倒しつつザシアンと対面させる必要があります。
ヤミラミが倒れたとに出てくると無理です。ザシアンのきょじゅうざんを急所に当てることで対策します。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。シリーズ１２ルールもあとわずかですが、ディアルガを使ってみたいという人はぜひこの構築を使ってみてください。僕は来月からの幻ルールを楽しみつつ、９世代ではWCSに行けるようにポケモンを頑張っていきたいです。
【日本一決定戦予選34-10 最終1806】手助けエースバーンパーティー
皆さん初めましてYURINといいます。今回は日本一決定戦予選を34-10、最終レート1806で突破できたため構築記事を書いていこうと思います。
構築経緯
手助け＋エースバーン
エースバーン＋手助け初手ダイマックス（以降DM）命の玉
の制圧力が魅力でリベロ解禁以降ずっと使っていました。最初は貧弱な耐久と微妙に足りない火力を補うために相方として
を使っていたのですが、ダイジェットとシナジーがなく威嚇にも弱いため、新しい相方を探すことにしました。しかし、ピッピ以外の相方ではサンパワー
やミラーで安定して勝つことができず、しばらくはエースバーン構築をあきらめていました。しかし、ギガインパクトベースの手助けダイアタックで無振りDMリザードンとDMエースバーンを６２．５％で倒せることに気付き、手助け+エースバーンという構築の軸でパーティーを組むことを決めました。
手助けをするポケモンに求めた要素はエースバーンの苦手な威嚇に強いポケモンであること、ある程度の攻撃性能があることの２点です。これを満たす
を採用しました。次に、エースバーンが苦手とするトリックルーム対策にタスキ封印
を採用しまいした。封印持ちのポケモンだと
も候補になりますが、相手のワイドフォースを封印でき、ナイトヘッドでタスキを削られず、手助けも使えるイエッサンの方が強く立ち回れると判断しました。また、サイコフィールを展開することで脱出ボタンを恐れずに初手ダイマックスできるのもよかったです。
後発ポケモン
エースバーンが先発で暴れた後の後発ポケモンとして場持ちと高火力先制技を両立でき、エースバーンを倒すであろう水タイプや岩タイプに有利なチョッキ
を採用しました。また、現状だと相手の後発に出てくるや
が重いため、威嚇で火力を削ぎつつ炎技で弱点をつける
を採用。
最後の１枠
この５体だと準速
+
が重すぎたので最後の一枠は弱保
にしました。甘えるで火力を削がれることなく戦えるのが強いです。
個体解説
エースバーン
＠命の玉 アイアンヘッド、ギガインパクト、とびはねる、とびひざげり
性格：陽気
特性：リベロ
実数値：156-168-95-＊-95-188
努力値：4-252-0-0-0-252
文句なしのDMエース
陽気ASぶっぱです。このパーティーのコンセプト上、AもSも削れません。ミラーの同速は気合で勝ちます。
ダイアタックで想定外の火力を押し付けるのが強いです。手助け無しでも乱数（56.2％）でH252ロトムを、確定でH252アシレーヌを倒せます。
ダイスチルはトゲキッス対策、残りはAとSを上げる飛行技と格闘技を採用しています。
トリックルーム対策はイエッサンがしてくれるため、ダイアークがなくて困った場面はほとんどないです。（ダイアークを打ちたい相手はサマヨール以外だとドラパルトぐらいしかいない）
ミロカロス
＠サイコシード 濁流、守る、冷凍ビーム、手助け
性格：控え目
特性：勝気
実数値202-＊-99-167-146-101
努力値252-0-0-252-4-0
手助け枠+威嚇対策のポケモン
場にいるだけで相手は威嚇持ちのポケモンを投げられないです。エースバーンが暴れている３ターンは場に居座って欲しいと考え、Hに全振りしつつまもるを搭載しました
イエッサンと並べて選出することがあるためサイコシードを持たせています。（詳しくは選出の項目で）
命の玉ドラパルト＋トゲキッスに打点を持つために冷凍ビームを採用しています
イエッサン♂
＠きあいのタスキ ワイドフォース、手助け、トリックルーム、封印
性格：控え目
特性：サイコメーカー
実数値135-＊-75-172-115-147
努力値：4-0-0-252-0-252
手助け枠+トリックルーム対策
封印を使ってもすぐに退場したら意味がないのでタスキを持たせています。
ワイドフォースの威力がとても高く、エースバーンと一緒に火力を押し付けるだけでも強いです。タスキを持っているため、耐久に振る必要はないと考えてCSぶっぱです。
ゴリランダー
＠突撃チョッキ 瓦割り、グラススライダー、叩き落とす、猫騙し
性格：意地っ張り
特性：グラスメーカー
実数値187-194-110-＊-90-125
努力値：100-252-0-0-0-156
調整意図 S最速バンギ抜き
先制技グラススライダーと猫騙しで相手を縛っていきます。当初は奇跡の種を持たせていましたが、相手に守られる→隣のポケモンに倒されるという形で逆転負けすることがよくありました。チョッキを持つことで特殊耐久をガオガエンの威嚇で物理耐久を補強することで一撃で倒されないようにしています。
実際に残りHP1で勝ったこともあるため、この選択で間違いないと思います。
Sは相手のガオガエンやゴリランダーと猫だましの打ち合いをすることを想定してかなり振っています。サブウェポンは相手の道具を無力化する叩き落とすと、壁を壊せる瓦割りを採用しました。
ガオガエン
＠フィラの実 鬱憤ばらし、フレアドライブ、とんぼ返り、猫騙し
性格：勇敢
特性：威嚇
実数値202-183-110-＊-111-58（個体値0）
努力値：252-252-0-0-4-0
終盤の詰めのパーツその２です。火力を最大まで高めて終盤の殴り合いに負けないようにしています。とんぼ返りは後攻で交代することでダメージを稼ぎつつ交代先のポケモンを安全に着地させるために採用。直前になって木の実にしたのでHPの調整ができていません。調整次第ではまだまだ強くなれるポケモンだと思います。
バンギラス
＠弱点保険 鬱憤ばらし、岩雪崩、馬鹿力、守る
性格：意地っ張り
特性：砂おこし
実数値207-204-130-＊-121-66（個体値0）
努力値：252-252-0-0-4-0
ラプラスや砂以外の天候パ対策のポケモンです。技構成、努力値振りはオーソドックスなものになっています。イエッサンのタスキをつぶしてしまうので注意しなければなりません。勇敢にするの忘れてました。
選出
ｖｓ
→
有利マッチです。封印してダイスチルすれば相手は壊滅します。
後発は相手のトリルアタッカーによって変えてください。
おそらくは選出すると思います。
ｖｓ
→
後発＠１
あまり得意ではないです。相手のDMに合わせてミロカロスかバンギラスのどちらかHPが残ってる方をDMさせましょう
ｖｓ
→
後発＠１
先発がコタリザの場合は手助けダイアタック、コタバナの場合はバンギラスを投げつつワイドフォースを打ちます。リザードンを一撃で倒せるかにすべてがかかっています。
ｖｓ
→
後発＠1
ガオガエンを先発で投げてくれたらほぼ勝ちです。そうでなくても有利マッチです。
ｖｓ
→
後発
エルフバーンなら手助けダイアタック、エルフラゴンの場合はエースバーンはエルフーン方向にアイアンヘッド、イエッサンはトリックルームを使ってください。
ｖｓ
→
後発
相手に合わせて柔軟に立ち回ってください。大体の相手がドラパキッスで攻めてくる気がします。
ｖｓ
→
後発
バンギをDMして、ダイロックをラプラスにうちます。相手の裏にもよりますが、ガエンは切り気味に動いていいと思います。
苦手なポケモン
パーティーにこの指とまれがないため、DMエースが簡単に縛られてしまいます。猫騙しをうまく使うか、トリックルームでSを逆転させてから倒しましょう。
特殊炎打点がないため、鉄壁ボディプレ型に弱いです。積まれる前に倒しましょう。
まとめ
ここまでご精読いただきありがとうございます。剣盾からガチ対戦を始めてここまでこれたのは本当に運がよかったと思います。しばらく課題に追われるため今季のランクマはできませんが、日本一決定戦でいい結果を残せるよう、練習に励みたいと思います。
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